2022.11.21 19:36
地域の皆様との昼食会・夕食会、判官森散策(2022/11/1, 宮城県栗原市栗駒)
同日午後に行われた拝舞殿落成式の前に、拝舞殿を竣工した有限会社栗駒建業会長の高橋安敏さんご夫妻が営まれる民宿なごみの家にて、 「静の舞」を披露するため栗駒を訪れた日本舞踊家の西川翠扇様と地方(じかた)、スタッフの方々と我々に地元の方々からのおもてなしとして、 栗原の郷土料理であるお餅が振舞われました。お餅は全てつきたてで、雑煮餅・あんこ餅・ずんだ餅・納豆餅など沢山の種類が机に並びました。 お餅はどれもとても美味しく、落成式本番前の緊張もほぐれ、皆が笑顔になれたあたたかい時間でした。 昼食と支度場所を提供してくださいました高橋さんご夫妻、そしてつきたてのお餅でもてなしてくださった地元の皆様のご配慮に心より感謝申し上げます。
落成式の後には、奥州くりはら義経会会長の菅原直之さんのご案内のもと、判官森にある義経公の胴塚をお参りしました。 菅原さんからは、なぜ判官森に墓碑を建てたのかなど胴塚にまつわる歴史を詳しく解説して戴きました。 また、菅原さんは今年7月に当財団のタヘルが初めて判官森を訪れた際、イスラム教のアザーンでお祈りを捧げたことが印象的だったそうで、 亡くなってから八百数十年後にイスラム教徒が義経公をお参りするとは義経公も驚いただろうと笑いながらおっしゃっていました。
18:00からは、平成11年6月に判官森の義経公胴塚の御霊土と、 神奈川県藤沢市白旗神社にある首塚の御霊土を合祀した後、藤沢市から宮城県栗駒まで500キロの道のりを43日間歩かれたという菅原次男さんが営まれるくりこま荘で、 義経会の方々が開いてくださった夕食会に参加しました。 義経会副会長の佐藤博泰さんは、西川翠扇様と地方の方々が栗駒へ訪れてくださることをとても楽しみしてくださっていたそうで、 おもてなししたいという気持ちで同級生12人連携してお餅を用意したとお話してくださいました。拝舞殿の外に掲げられていた横断幕も、 歓迎の気持ちを伝えたくて自ら書いてくださったとのことでした。 夕食会の最後には当財団タヘルも11年間東北を支援してきた中で栗駒の温かい方々との繋がりは 自分にとってプレゼントのようだと皆様への感謝の思いを伝えたと共に、連帯東北・西南の活動は次のフェーズに入ったと思うと話していました。
今年 7月末に、代表が初めて栗駒の地を訪れた際には、拝舞殿は有限会社栗駒建業会長の高橋さんが数名の若者を指揮して、 土台と骨組みが立ち上がったばかりの状況でした。それから正味約 3カ月で落成式を無事迎えられた事は、亡き義経公のご加護の下、天候にも恵まれ、 まさに獅子奮迅のお働きの故と、高橋さん以下建設に携わられた皆様の無私のご努力に、心からの敬意を表させていただきます。
カテゴリ:Staffレポート
2022年11月21日 19:36 admin