2021.03.12 12:06
東京都練馬区 浄土宗九品院 鎮魂の祈り(3/11 2021)
2021年3月11日(木)午後2時30分より、東京では浄土宗九品院(くほんいん)にて藤木様(名誉住職)のご先導で、 追悼と鎮魂の祈りが捧げられました。 セイエド・タヘル(弊財団評議員)も"アザーン"を通してお祈りを捧げました。 以下の動画をご覧下さい。
既によくご存知のことですが、岩手県陸前高田市の米沢祐一さんは、2011年3月11日の震災当日、 陸前高田市中心部で包装用品店を経営されていましたが、その日は鉄筋3階建てビルの屋上に避難し、 最後は煙突部分に登って九死に一生を得ました。米沢氏は自身がこの建物を後世の為に残すことを決め、 大規模なかさ上げ工事により被災前の面影が消えてゆく街の中心部で、震災遺構として自費でビルを残され、 今にその経験を語り続けておられます。
建物屋上にある煙突の「津波到達水位」を示す看板には、次に津波が来たときには誰にも死んで欲しくないとの願いが込められておりますが、 震災直前に生まれた長女の米沢多恵ちゃん(小学校4年生)は、「防災マイスター」を目指す人を対象 (本来は中学生以上)にした講座を受講し、 別枠のキッズマイスターに認定され、けなげに父親の活動を支えています。
私共のささやかな自立支援活動も10年を迎えましたが、東日本大震災の犠牲者やご遺族の皆様のご冥福を改めてお祈り申し上げると同時に、 希望に向かって歩まれておられる多くの皆様のご多幸を祈念致します。
カテゴリ:Staffレポート
2021年03月12日 12:06 admin