一般財団法人 連帯 東北・西南 RENTAI TOHOKU-SEINAN

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2019.09.16 16:04

子供たちとのふれあいイベント (9/15 2019 陸前高田市)

2019 年9月15日(日)、岩手県陸前高田市小友町(おともちょう)にて、ある児童養護施設の児童(以下 子供たち)とのふれあいイベントを開催しました。 毎年の恒例行事となりましたが、漁師の村上優一さん(小友町在住)に、事前の準備に始まり、当日の会場設営、船の手配、食事その他、様々なお世話をして戴きました。

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天気に恵まれ好調な滑り出しとなり、会場の事前準備もスムースに行えました。村上さんの天洋丸も準備万端で、あとは子供達の到着を待つだけとなりました。

ある養護施設の子供たちに漁業体験をしてもらおうとの想いから始まったイベントですが、毎年の恒例行事となり施設の皆さんが楽しみにしていたそうです。 3台の車にて約20名が小友町の港に到着すると、子供達は村上さんと代表理事を取り囲み、イベントのスタートとなりました。 驚くことに、船の名前を憶えている子供もいて、「天洋丸に早く乗せて」と早速におねだりが始まった様です。

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村上さんは、子供達のリクエストに応じて下さり、すぐにクルージングを始めて下さり、合計3回に分けて湾内を案内して下さったのでが、皆さんが大喜びでした。

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当財団のタヘルも子供たちと一緒にクルージングを満喫!最後は接岸作業をしていた村上さんのお手伝いです。

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今年も釣り好きのスタッフが仕掛けなど準備し、釣り楽しみにしていた子供達と楽しい時間を過ごしました。たくさんの魚を釣ることが出来て、子供たちは大興奮でした。 小さなサバを釣り上げ、その後に焼いて食べることが出来たラッキーな子もいたほどです。

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本日のメイン食材は、村上さんが沖合で調達してきた毛ガニでした。 タコもたくさん頂きましたが。毛ガニは、我々がカレー作りで使用している大鍋を使って茹でたあと、村上さんの奥様に指導を受けながら子供達の為にカニを食べやすく加工しました。 食べるのは簡単ですが、作業は大変だった様です。

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バーベキュー台は2セット用意し、鉄板と網に分けて肉、野菜、魚介を焼いております。 いつも原色のTシャツ姿で登場される村上さんですが、今年は黄色で背中には「岩手」ではなく「北海道」とのプリントがありました。 日に焼けて逞しい姿、とてもかっこよかったですが、いつもの様に笑顔がかわいらしく素敵でした。

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大槌町吉里吉里の高橋和尚(吉祥寺)が、ご息女と共に励ましに来てくださいましたが、お土産におやつもたくさん持参して下さり、子供達も大喜びでした。

我々のできる活動は限られておりますが、協力者の皆様の支援に助けていただきながら、今後も様々な形で自立支援活動を続けてゆく所存です。

タコの村上さん、そして奥様、ありがとうございました!

カテゴリ:Staffレポート

2019年09月16日 16:04 admin

2019.09.15 15:10

千厩国際倶楽部イベント講演会「日本の将来を担うTeenagerの皆さんへ」の開催 (9/14 2019 千厩国際倶楽部)

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2019年9月14日(土)、元パン・アメリカン航空の高橋文子さんに千厩国際倶楽部へお 越しいただき、地元の高校生の皆さまと一緒にカレーを作りながら親睦を深め、講演会と夕食 会を通して、世界で活躍された高橋さんからお話を伺いました。

高橋さんは、ご両親が岩手県出身で、ご自身も2歳から9歳まで岩手県で過ごされました。 その後、中央大学法学部へ進学、ご卒業後にポーランド大使館勤務を経て、1967年に、応 募者250名に1 名の難関を突破されて、スチュワーデスとして「パン・アメリカン航空(略 してパンナム)」に入社されました。米国が華やかだった1960年代、パンナムは世界最大の 航空会社であり、世界の空を飛び回る旅客機と言えば、当時は誰もが「パンナム」という名前 をイメージするほどでした。

入社のきっかけは、ある日のジャパンタイムズの求人欄で、"パン・アメリカン航空が日本人 スチュワーデス第一期生を募集中"という広告を見つけたことからだそうです。(今日、キャビ ン・アテンダントという言葉が一般的になりましたが、当時はそう呼ばれていました。)たった 半年間で辞めるつもりで入社したのが、16年間1 万時間以上も国際線スチュワーデスとして、 世界の空を飛び続けられました。大学時代から英語には慣れ親しんでいたそうですが、入社当 時のトレーニングでは英語のヒアリングに苦労し、6ヶ月程は大変だったそうです。

輝かしいご活躍に関するお話だけでなく、幼少期に過ごされた岩手県での苦労話や、川で溺 れそうになったことなどお話しくださいましたが、話だけではイメージが出来ないかもしれな いとのことから貴重な写真を集めてパワーポイントでスライドを作成してくださいましたので、 とてもわかりやすいご講演でした。

高橋さんの未知への好奇心と実行力は素晴らしいもので、70歳で通訳案内士(ガイド)の 資格を得て、外国人の観光ガイドをするかたわら、執筆活動も続けておられます。

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今回の講演会は50名近くの参加となり、そのうち15名が千厩高校の生徒達でしたが、 講演会が終わったあとの食事会では、それぞれが高橋さんと質疑応答となりました。 高校生達は、それぞれが自身の将来像についてしっかりとした考えをもっていることが印象的 でした。高橋さんも丁寧にアドバイスをされていましたので、若い方々にも有意義なひと時と なったと思います。

今回の講演には、高橋さんのお嬢様も応援に駆けつけて下さりましたが、女性誌のモデルや TVCMにもご出演されていることから、女子高生に大人気でした。

未知への好奇心と、その思いを実行に移す行動力に支えられてグローバルな舞台で活躍され た高橋さんから生徒達へのメッセージは「英語力を磨くために映画を何度も繰り返し鑑賞する こと、行動力の源となる自分の勧化をしっかり持つこと、そしてなんでも言い合える友人を持 つことが大事である」と強調されておりました。

代表理事からは、「町おこしは政治家にまかせるのではなく、若者が率先して動いてほしい!」 との想いから、皆さんにエールを送りました。連帯東北・西南では、ILC(国際リニアコラ イダー)の建設実現こそが、東北が復興を越えて更に発展して行く為の起爆剤になると確信し、 少しでも力になれればと、2013年6月に平泉から一関までのウォーキングイベントを開催 し、アピールしました。今度は、高校生の皆さんが中心になって、ILC建設が実現するまで 定期的に、ウォーキングイベントを実施してはどうかとの提案で締めくくられました。

カテゴリ:Staffレポート

2019年09月15日 15:10 admin

2019.09.13 14:55

岩手県立千厩高等学校にて講演会開催 (9/12 2019 千厩高等学校)

2019年9月12日(木)、はやぶさ2の衝突装置(インパクター)の開発製造を行った、 日本工機株式会社 白河製造所 技術企画室 藤垣雄一様をお招きし、岩手県立千厩高校にて 講演会を開催致しました。

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当財団代表が、目にした新聞の記事に、はやぶさ2の衝突装置を手がけた会社の開発責任者 として藤垣様が紹介されており、福島県白河市にある白河製造所にご勤務されていることから、 ぜひ千厩の子供たちにお話をして頂けないかとご連絡させて頂いたことがきっかけで実現いた しました。

当初は我々のベースキャンプである千厩国際倶楽部にて開催をと考えて企画を始めたのです が、より多くの子供達にお話を聞いて頂きたいと、千厩高校ご了承を得て、教室にて進学コー スの2-3年生170 名ほどが対象となる講演会の開催となりました。

はやぶさ2は、地球から約3億km 離れた小惑星「Ryugu」にクレーターをつくり、内部 からサンプルを採取して持ち帰り、その成分を分析することで、太陽系の誕生や生命誕生の秘 密の解明に迫る宇宙開発プロジェクトです。そして、Ryuguにクレーターをつくるために 使われたのが、藤垣様はじめ日本工機の皆さまが開発製造されたインパクターです。

藤垣様は、インパクターの製造を始めた経緯から、爆破作業の実際の様子をJAXAの指令 室で見学し、プロジェクトに関わる方々と一緒に嬉しさを共有出来たことなど、お話して下さ いました。インパクターの技術的な説明も多くありましたが、それ以上に感動を共有させて頂 きました。

インパクターについては、ミッションを達成する為にJAXAから示された要求は、「出来る だけ小さく軽い装置を使って、出来るだけ大きなクレーターを作る」でした。そして、201 0年にプロジェクトがスタートし、2014年12月の打ち上げまでに全てを完成させること でした。

福島県白河に工場がある日本工機では、2011年3月11日の東日本大震災で大きなダメー ジを受け、施設の復旧や物資の入手に困難な状況が続いたとのことですが、2014年12月 の打ち上げを延期することは出来ないので、関係者が一丸となってプロジェクトの遂行に努め たそうです。

インパクターは円錐状のケースに衝突体(ライナ)が付けられたものですが、ケース内の爆 薬を爆発させることでライナが中空球体になって秒速2km のスピードで飛んでゆく仕組みです。

はやぶさ2はクレーターをつくりたい場所の上でインパクターを切り離すのですが、そのま ま爆発をさせると、はやぶさ2が損傷する危険があるので、切り離しを行った後にその場所の 裏側まで移動をしたあとで爆発作業を行いました。インパクターが自立で目標上にとどまるこ とが出来るのが40分、はやぶさ2が目標上から裏側まで移動するのに必要な時間は37分で、 インパクターを爆発させることができる時間はわすか3分間と限られていますが、見事に成功 してクレーターをつくることが出来ました。

はやぶさ2はクレーターをつくった20日後にサンプル採取にトライし、無事に採取に成功 したので、2020年末には地球(オーストラリア)にサンプルが届けられることとなります。 このサンプルが届けば、世界初の快挙となり、日本が世界をリードすることとなります。なん と素晴らしいことでしょう!

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64歳になった講師の藤垣様が、心から高校生に伝えたかった最後のまとめです。

「はやぶさ2」のミッションは全て科学の力によるものです。 科学はむずかしいものではありません。 なぜだろうという探求心を持ち続けることが大切です。私達も宇宙へあこがれ、情熱からプロ ジェクトに参加しました。また,地震で被災しても、負けない気持ちとみんなのためにという強 い心で頑張りました。

未来はみなさんが担い手です。 宇宙開拓という想像でしかなかった未来を実現する時代がやってきます。 宇宙時代に向かって飛び出してください。

講演会の終了後に、参加した生徒から感想文が提出されたのですが、 一部をここに紹介いたします。

カテゴリ:Staffレポート

2019年09月13日 14:55 admin

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