一般財団法人 連帯 東北・西南 RENTAI TOHOKU-SEINAN

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2018.01.18 13:05

夕食会ミーティング(12/23 2017岩手県千厩町 千厩国際倶楽部)

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12月23日の夕方、我々の活動拠点である千厩国際倶楽部に、千厩周辺地域の方々を中心に約30名で夕食会を開催致しました。 千厩町近郊以外からは、陸前高田市から米沢様ご家族、奥州市からビル・ルイス様、平泉町の菅原様などの参加がありましたが、私たちは本当に一つの家族です。

当施設で夕食会を開催する時、畠山様ご夫妻にスキヤキを用意していただくのですが、今回は急病で入院となってしまい、出席が出来なかったのが心配でした。 しかし、畠山様はすぐに回復して病院から退院し、自宅で年末年始を楽しむことができましたとの知らせを受け安心しました。私たちは皆、彼の健康を願っています。

夕食会では、参加者全員がスピーチをして、彼らの正直な考えを聞き、東北と日本と世界でお互いの愛を交換することができました。 世界中を歩き回っている代表理事は、いつも東北と世界に対する彼の考えと愛について、非常に率直に話します。

陸前高田市 米沢商会代表取締役の米沢祐一様は2011年3月11日の震災当日まで、陸前高田市中心部で包装用品店を営んでおられましたが、現在は仮設店舗にて営業を続けておられます。 震災当日、米沢様は鉄筋3階建てビルの屋上に避難したが、そこにも津波が到達し、最後は煙突部分に登って九死に一生を得たとお聞きしました。 残念ながら、別の場所に避難したご両親と弟さんが帰らぬ人となってしまったそうです。

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米沢様は市から建物とその物件を売却するよう求められましたが、ご自身が津波被害から九死に一生を得た建物を後世の為に残すことを決められたそうです。

米沢様の所有する建物の近くに新しい陸前高田駅の建設が予定されており、 その線路脇までは、町全体が高さ8メートル嵩上げされましたが、 米沢様の建物は嵩上(かさあ)げ対象区域から外れており、幸運にも現時点では建物を残すことができるそうです。

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米沢様はご自身が助かった建物の煙突に「津波到達水位」を示す看板を設置されましたが、震災を風化させず、 次に津波が来たときには誰にも死んで欲しくないとの願いが込められております。 奇跡的に生き残った自分が出来ることは、一日一日を全力で生き、悔いが残らぬようにすることと、 人と交わした約束は絶対に守るようにつらぬくのだと言われています。

建物には多くの来場者があり、それを米沢様は受け入れているので、説明に多くの時間を費やしています。 代表理事は米沢様の像をつくり、「津波到達水位」を示す看板を設置した煙突に置きたいと考えております。 それは、津波が体にちょうど約1インチに達したことを示すこととなります。 私達は、彼の生存には理由がると信じておりますが、これまでの彼の行動に敬服しております。

米沢様の願いを大切に心に留め、近い将来、この像の設置を実現するために行動し、前進するつもりです。

今後、我々は2月の最も寒い時期に、三陸地区で今でも仮設住宅に住まわれている方の為にイベントを開催する予定です。 また、2018年3月11日には、慶應義塾大学の三田キャンパスにて7周年記念シンポジウムを開催します。 今回のテーマは「東北からありがとうございます!」となります。

愛と平和の精神を持った多くの場所から多くの人々が出席できることを願っています。

カテゴリ:Staffレポート

2018年01月18日 13:05 admin

2018.01.18 13:03

クリスマスイベント(12/23 2017岩手県大船渡市 児童養護施設「大洋学園」)

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私達とこの児童養護施設との関わりは、2015年9月26日に「ともだちカレー®」イベントを開催させて戴いたことがきっかけで、 その後は陸前高田市小友町の漁師である村上優一様の協力で洋上ふれあいイベントを2回開催させて戴き、 子供達に大きな漁船に乗って短時間の航海を楽しんでもらいました。

そして、今回は子供達にクリスマスプレゼントを届けるべく、施設を訪問させて戴きました。 代表理事は、サンタクロースの衣装を着て子供たちに贈り物を届けてくれました。

その日、施設内には限られた数の子供しか残っていなかったのですが、彼らは昼食にカレーを用意して、我々を招待してくれました。 そして、とても楽しいひと時を過ごさせていただきました。

この施設には、2~3歳から18歳までの約40人の子供が両親から離れて暮らしています。 自宅のように独立した7つの部屋があり、各部屋に素敵なキッチンがあって、数名が一緒に寝起きをしています。 私達は、その日にいくつかの部屋を訪れ、彼らにサプライズでプレゼントをお届けしました。

日本には類似の施設がたくさんあり、現在3万5000人前後の子供が暮らしているそうです。 しかし、このような施設に入居することなく、困難な状況で暮らしている子供は 10倍以上になるはずとのことで、私達はこのような状況にとても心が痛みます。

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ある部屋では、両親から離れて一緒に住んでいる2人の兄弟にお会いしました。 彼らはかなり無邪気で、昼食後にサンタクロースの衣装を着たいと申し出てきたので、 代表理事は衣装を一つずつ脱いで、二人の男の子がお互いに着せてあげました。 彼らは、大喜びでした。

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施設を出た我々は、陸前高田市小友町の漁師(村上優一さん)宅を訪問しました。 村上さんは我々の活動に共感していただき、これまで子供達を自らの漁船に2回招待、 バーベキューの具材として魚介類を無償提供、洋上追悼式に船を出して下さるなど、何度も協力して戴きました。 また、今回の訪問時には、気候が暖かくなり、海が安全で楽しいものになるであろう5月以降、 子供達を船に招待して楽しんでもらうイベントに協力する準備が出来ていると言ってくれました。 村上さんとご家族に感謝です!

カテゴリ:Staffレポート

2018年01月18日 13:03 admin

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