2014.12.22 09:54
カレーイベントの開催(12/07 2014 岩手県陸前高田市 高田町西和野仮設団地)
12月7日(日)岩手県陸前高田市高田町西和野仮設団地にて「ともだちカレー®」提供を通して、入居中の皆様と交流させて戴く機会を持たせて戴きました。
弊タヘルは、高田病院元院長の石木幹人(いしきみきひと)先生とお親しくさせて戴いております為、 2013年7月10日(水)岩手県立高田病院仮設診療所にて「ともだちカレー®」を提供し、皆様を励まさせていただきました。 職員の皆様に本当にご苦労様ですという気持ちをお伝えしたいとカレーイベントを企画・実行させて戴きましたが、 今回は石木先生とのご縁から、先生のお住いになっている西和野仮設団地にて「ともだちカレー®」を提供し、コミュニケーション活性化のお手伝いをさせて戴きました。
西和野仮設団地は建物間の通路も狭く、ゆとりのスペースはない為、イベントの開催場所は駐車場の車を一時的に移動して確保して戴きました。
連帯東北・西南のベースである千厩町から西和野仮設へ移動中、外気温マイナス4度で雪が降り出したために、天候の悪化を心配したのですが、 陸前高田は「東北の湘南」と言われているそうで、我々が到着した午前8時30分頃には快晴になっており、寒さは厳しかったですが天気にも恵まれ、大変順調なすべり出しとなりました。
朝一番の仕込みは仮設住宅の集会室(大きな部屋ではなく、皆様のお住いと同じ大きさの部屋です)にて行い、この仮設にお住いの方々にも参加してお手伝い戴きました。 仕込みの段階から親しくお話をさせて戴こうというのが、その目的です。レギュラーメンバーとなった菅原様の奥様が仕込み作業のリーダー役となり、居住者の皆様と作業を進めて下さいました。
「ナンブレッド」も提供したのですが、居住者の皆様も一緒にイベントを作り上げるために「ご飯」を炊いて戴きました。お米は、石木先生がご用意して提供して下さいました。 「ともだちカレー®」とともにチャイを作るためのミルクは、今回も一関市千厩(せんまや)町の須藤伸朗様より、搾りたてを20リットル無償提供して戴きました。
屋外の作業は、寒さとの戦いでしたが、住民の一人が我々を気遣ってくださり、たき火を用意して下さいましたので、大いに助かりました。
鍋に火を入れた後は、自治会長様が自ら中学3年生の息子様と一緒に作業をお手伝い下さいました。息子さんは人気者で、2人の女の子も応援にかけつけてくれました。 自治会長様はとてもお話し手で、作業中も皆の笑いが絶えることが無いほどでした。
チャイの準備は、北上市の北良株式会社社長の笠井様、平泉から参加して下さった菅原様が対応して下さったのですが、ありがたいことに石木先生もお手伝い下さいました。
昼前に「ともだちカレー®」の完成となりましたが、最初にライスを盛ったプレートを手渡し、その後にナンブレッドとカレーを受取って戴くスタイルとしました。 プレートにライスを盛りつけたのは、タヘルの友人で北上市から参加の笠井様と、仮設に暮らしている女の子2人で、カレーの盛り付けは菅原様ご夫妻と自治会長様の息子さんです。
今回は集会室が狭く、皆様が一緒に室内で集まることができなかった為、日向にベンチを集めて、 食事と会話を楽しんで戴きました。幸いにも天気に恵まれました為、心地よいひと時となりました。「ともだちカレー®」は大好評であった様です。
朝一番の準備から、最後の片づけまで西和野仮設団地の皆様と楽しい時間を共有させて戴きました。 食後の団欒の際、小友町の仮設住宅から応援に来てくれた村上さんは、タヘルのリクエストに応じて踊りを披露して下さいました。
そして、最後の挨拶の際、今回のイベント開催にお力添えをして下さった石木先生は、 毎月1日と15日を西和野仮設団地内でのコミュニケーション日にしようと提案され、皆様も喜んで同意されておりました。
当財団では「ともだちカレー®」を通して仮設住宅での暮らしを余儀なくされている皆様とのコミュニケーションを目的に活動を継続していますが、 今回のイベント開催が、西和野仮設団地のコミュニケーション活性化に少しでもお役に立てたなら幸いです。
西和野仮設団地の皆様のご健勝を心からお祈りいたします。
カテゴリ:Staffレポート
2014年12月22日 09:54 admin