2014.08.26 18:57
カレーイベントの開催(8/24 2014 宮城県石巻市、仮設開成団地)
8月24日(日)宮城県石巻市仮設開成団地にて「ともだちカレー®」提供を通して、入居中の皆様と交流させて戴く機会を持たせて戴きました。
仮設開成団地は石巻市でも最大規模の仮設住宅団地で、入居者は1000世帯2455名です。 第9、第10および第13団地の会長、遠藤裕昭様とのご縁から、この3団地206世帯を対象としてイベントを開催しました。
イベントの開催場所は第13団地の広場で、大変むし暑かったですが天気にも恵まれ、大変順調なすべり出しとなりました。
朝一番の仕込みから全てを、会場となった仮設住宅の集会室にて行い、この仮設にお住いの方々にも参加してお手伝い戴きました。 仕込みの段階から気分転換の意味もあり親しくお話をさせて戴こうというのが、その目的です。 大籠キリシタン資料館館長の畠山満様は、今回もはるばる大籠からかけつけお手伝い下さいました。
いつもの「ナンブレッド」は提供せず、居住者の皆様も一緒にイベントを作り上げるために、「ご飯」を炊いて戴きました。 ともだちカレー®とともにチャイを作るためのミルクは、今回も一関市千厩(せんまや)町の須藤伸朗様より、 搾りたてを20リットル無償提供して戴きました。 そして、鶏肉は千厩ロータリークラブの小野寺慶志様より16Kgも無償提供して戴きました。 いつもいつもこのお二人からは大変なご支援を戴いており、感謝です。
鍋に火を入れた後の作業は、暑さとの戦いでした。鍋は体力に自信のある弊財団の若手スタッフが担当しました。
昼前に「ともだちカレー®」の完成となりましたが、最初にライスを盛ったプレートを手渡し、その後にカレー2種類を受取って戴くスタイルとしました。 プレートにライスを盛りつけたのは、我々の活動に賛同し、東京都の国立市から駆け付けて下さったニュージーランド出身のサラダヤナンダ氏で、 カレーの盛り付けは自らも大川地区で娘さん、奥様、ご母堂の3名を一度に津波で亡くされ石巻で仮設に住まわれている釜谷(かまや)地区慰霊碑設立委員会代表 武山郁夫様です。
今回は集会室が比較的広く、空調設備も完備されていたことから、食事と会話を楽しんで戴きました。育ち盛りの子供達にも、ともだちカレー®は大好評であった様です。
朝一番の準備から、最後の片づけまで仮設開成団地の皆様と楽しい時間を共有させて戴きました。 当財団では、ともだちカレー®を通して仮設住宅での暮らしを余儀なくされている皆様とのコミュニケーションを目的に活動を継続しています。 この苦難と戦っている子供達が、将来被災地域や日本だけでなく、世界の為に仕事をする人材となって欲しいと代表理事からエールが送られました。 また、ご要望もありましたので10月26日(日曜日)には、仮設開成第12団地にてともだちカレー®イベントを開催させて戴きますのでお知らせ致します。
仮設開成団地の皆様のご健勝を心からお祈りいたします。
カテゴリ:Staffレポート
2014年08月26日 18:57 admin