2013.07.28 12:48
大槌第5仮設団地でのカレーイベント (07/27 2013 岩手県大槌町大槌第5仮設団地)
7月27日(土)岩手県大槌町大槌第5仮設団地あじさい館1号棟にて「ともだちカレー®」を無償提供し、皆様を励まさせていただきました。
岩手県立大槌病院仮設診療所にて6月20日に「ともだちカレー®」を無償提供させて戴きましたが、 大槌町大槌第5仮設団地は、大槌病院から山側に向かって大槌川沿いにさらに7-8Kmを登った場所にあり、 あじさい館は仮設団地の中ほどに位置していて、大槌町社会福祉協議会が入居者への話し相手、 見守り及び食事その他の家事等日常生活上の補助を行っております。
このあじさい館にて、7月27日に大槌町社会福祉協議会主催の夏祭りが開催されるとのことで、 夏祭りの一部として「ともだちカレー®」イベントを開催して欲しいとの要望を戴いた為、今回の実現に至りました。
イベント開催の前日より東北地方は記録的な豪雨となり、我々の活動拠点のある千厩町(せんまやちょう)でも激しい雨で、 町の中心を流れる千厩川も午後6時ころより急激に水位が上がり、あっという間に氾濫する事件がありました。 いつもお手伝いをして下さっている村上電機商会の村上一朗様は、地元の消防団に所属している為、 深夜まで川の見回り対応を行い、数時間の仮眠後に我々のイベントに参加となりました。 南交流(みなみこうりゅう)センターを出発し、活動の当初よりご支援下さっている酪農農家(千厩町)の佐藤英雄様宅を経由し、 チャイを作るために今回も搾りたての牛乳20リットルを無償提供して戴いた後、大槌町へ向かいましたが、 途中の陸前高田では道路が冠水していて、片側通行にすることで何とか車が通ることができる様な状況でした。
現地に到着するころには雨が小降りになっていたので、しばらくすれば雨が止むのではと期待していたのですが、 しばらくすると雨が激しくなり、これまでで最も悪天候の下でイベント開催となりました。現地の皆様は我々のイベントを楽しみにして下さっていて、 前日には雨の様子を心配して何度も電話を頂戴した程ですが、「雨ニモマケズ、風ニモマケズ」の精神で、予定通りに開催とさせて戴きました。
居住者の皆様は、室内で開催されている夏祭りに興じておられ、我々は戸外にテントを張って「ともだちカレー®」を準備しておりました。 お昼時間には、皆様に戸外へ出て戴き、直接手渡しでカレーをお配りする予定だったのですが、雨がさらに激しくなりましたことから、 大槌町社会福祉協議会のボランティアスタッフたちの協力を得て、室内に「ともだちカレー®」とチャイを運び入れる方法に変更して対応を致しました。
大槌町社会福祉協議会の様と事前に相談した際には100食前後の提供で予定をしていたのですが、 結果的にはイベントを楽しみにしていて下さった方が予想以上に多くおられ、 悪天候にも関わらず150食強の「ともだちカレー®」を提供となりました。 我々は4名のみで対応でしたので、皆様のお手伝いが無ければとても間に合わない状況でしたが、 これまで脇役に徹してこられた有限会社青木商事社長の青木猪三生様が主役として現場対応をして下さり、 どうにか対応が出来た次第です。
祭りイベントの一つとして、大槌町の臼沢鹿子踊(うすざわししおどり)保存会様による踊りも披露されておりましたが、 保存会の皆様にも「ともだちカレー®」を召し上がって戴き、食後には搾りたてのミルクで作ったチャイを楽しんで戴きました。
皆様が本当に喜んで下さったことが実感出来、悪天候を理由に中止をしなくてよかったと感じた瞬間でした。
カテゴリ:Staffレポート
2013年07月28日 12:48 admin