一般財団法人 連帯 東北・西南 RENTAI TOHOKU-SEINAN

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2013.06.06 11:08

ILC誘致支援ウォーキング開催(06/01 2013 岩手県西磐井郡平泉町、一関市)

6月1日(土)岩手県西磐井郡平泉町中尊寺の金色堂入口前より、一関市「なのはなプラザ」まで約10キロの道のりを、 ILC(国際リニアコライダー)誘致支援ウォーキングさせて戴きました。

当財団では仮設住宅を中心に自立支援活動を続けていますが、遅かりしですが、最近になって一関周辺へILC建設があることを知りました。 東北の復興だけではだめだという思いの中で、このILCの建設実現こそが東北が復興を越えて更に発展して行く為の起爆剤となることを確信しました。 ただ、市民レベルでの理解や盛り上がりが欠けていることを痛感し、少しでも力になれればとウォーキングでアピールすることとなりました。

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5月21日(火)、代表の佐多は岩手県一関市と平泉町の一部で放送されている「FMあすも」のラジオ番組「なのはなレディオ」(14:35~15:00)の「あすもさござい」にゲスト出演し、 連帯東北・西南 の理念や活動内容等について話しをさせて戴きました。 そして、最後にはILC(国際リニアコライダー)誘致支援ウォーキング(中尊寺の金色堂入口前を出発点として一関市内までに約10キロ)を6月1日に開催するとの発表を行い、 リスナーの皆様に参加を呼びかけたのが始まりで、開催までに残された10日間(実働6日間)でコースの確定、関係各所への申請、チラシ作成、のぼり旗作成など全てを行いました。

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6月1日(土)は天気に恵まれ、絶好のウォーキング日和となり午前8時30分の中尊寺金色堂入口前は参加者の熱気に包まれておりました。 代表以下数名は事前に金色堂にてウォーキング参加者の安全と、ILC建設実現に向けたお祈りをさせて戴きました。

出発前に集合した皆様へ、代表から挨拶をさせて戴き、その後、集合写真を撮り、午前9時に出発となりました。

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のぼり旗は英語表記を2種類、日本語表記を6種類の合計8種類を用意して、各参加者が願いを込めて一歩一歩確実に歩みを進めました。 暑さで病気にならぬよう、こまめに休憩や給水をしながら前進しました。

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ゴールまで残り5キロの地点が参加者の青木猪三生様が所有する工場でしたので、最初の休憩場所とさせて戴きました。

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最後の商店街を抜けて、無事にゴール地点に到着となりました。スタート時は70名程でしたが、完歩は約35名程でありました。 参加した皆様が達成感に満たされたのと同時に、ILC建設実現に向けて一致団結できた瞬間でした。

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ILC(国際リニアコライダー)誘致支援ウォーキングさせて戴くことを発表から実現まで10日間と短期間でした為、準備不足は明白でしたが、 このイベントをきっかけに市民レベルでの関心度が少しでも高まれば幸いです。 ILC候補地の科学者による選択は7月初旬にはさされると聞いていますので、 できれば6月中に第二回ILC(国際リニアコライダー)誘致支援ウォーキングを最後のアピールとして行いたく、 検討を進めております。

今回開催されたイベントの様子は岩手日日新聞にて記事が掲載されておりますので、ご覧下さい。

2013/6/2付け岩手日日新聞

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ILC? - Q&A

イベント開催のチラシには、誰にでも分かり易いようにと、Q&A形式で説明を入れてみました。

Q:「 ILC(国際リニアコライダー)」って何?
A:世界中の研究者が熱い視線を送る実験施設です。
現在達成しうる最高エネルギーで電子と陽電子の衝突実験を行う、全長約30~50Kmの直線状の 巨大な加速器です。宇宙初期に迫る高エネルギーの反応を作り出すことによって、宇宙創成の謎、時間と空間の謎、質量の謎に迫ります。国際宇宙ステーション、国際熱核融合実験炉とともに、「21世紀の人類3大プロジェクト」と言われ、今後の科学技術の発信地となる、規模としても意義についても巨大な施設です。
ILC参考URL: http://aaa-sentan.org/ILC/

Q:ILCが来るとどうなるの?
A:その地域に数兆円規模の経済効果、人口増加や国際化が期待されます。
ILCや、それに伴う施設の建設などの他に、研究者等向けの産業の発展も期待され、数兆円規模の経済効果が期待されます。 また、研究都市として世界最先端の研究者が集まることで、科学者のメッカ「Mecca」になることは間違いありません。 様々な国の人々と日常的に接する機会も増えることで、地域の国際化が見込まれることをはじめ、 研究者の家族や関連施設での就業目的でこの地に来る人達の人口増は3万人近くなるのではないでしょうか?

Q:岩手県の一関周辺が候補地になっている理由は?
A:まずもって世界に類のない、日本では唯一といえる硬く安定した岩盤が存在するからです。
ILCは長さが約30~50kmの直線形をしており、そのため、建設候補地にはILC加速器の設置に必要である広大な岩盤地帯が広がっていることが求められます。 東北の北上山地は、地下深くからマグマが上昇して花崗岩となり、これが隆起して出来た山地ゆえに非常に硬い岩盤であり、活断層も無いため非常に適しています。

Q:ILCの建設以外にもこの強固な地盤の活用法は他にもたくさんありそうですね。
A:そうです!
活断層がなく強固な地盤は首都機能の移転先としても大いに検討の価値があるのではないでしょうか? ニューヨーク、ロンドンあるいは香港が硬い岩盤上にあることを思うと、高層ビルをたくさん建設するにも有利です。 米国のフォートノックスでは、強固な岩盤を活用して、金埋蔵所としているように、東海地震を想定して巨大なシェルターをこの地に建設することも考えられます。 また、この強固な岩盤の上に空港を建設すると、沿岸地域へのアクセスも飛躍的に向上することでしょう。大きな夢と希望を持ちましょう!

カテゴリ:Staffレポート

2013年06月06日 11:08 admin

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