2013.02.10 23:03
春節を楽しむ会の開催 (02/10 2013 岩手県一関市ベリーノホテル)
岩手県一関市ベリーノホテルにて、2月10日(午後6時より午後9時)に東北在住の中国出身者やその他の外国出身者とそのご家族と共に、春節を楽しむ会を開催しました。
昨今、残念なことに中国とは厳しい関係が続いておりますが、民間レベルでは良好な関係にあります。 弊財団では支援活動を通して、日本人と結婚されて東北で頑張っておられる大勢の中国出身の奥様方と知己となり、 仮設住宅でのカレーイベント等では、料理の準備などでご協力も戴いて来ました。お礼の気持ちを込めて、旧正月の幕開けを楽しくお祝いさせていただきました。
100名の定員に対して、大幅に定員数を超える申し込みを頂戴し、最終的には200人を上回る皆様に参加をして戴きました。 会場として使用させて戴いたホテルの会長・齋藤様が、我々の開催趣旨に賛同して下さいましたことから、 準備段階から大いに協力をしていただいたことに加え、大幅な人数変更にも柔軟に対応して下さいました。
代表理事による開会のスピーチでは、「故郷を離れて日本人と結婚された中国人の皆様が、 今日まで努力をされてきたことに敬意を表する」との挨拶に始まり、一般社団法人 移民政策研究所 所長 坂中英徳氏による講演では、 人口の減少が続く日本では、教育も含めて社会制度を変更し、移民を迎え入れることが「人口崩壊」を免れる唯一の道であるとのお話へ続きました。
乾杯の挨拶となり、東京の健興通商社長・傅(フウ)様から頂戴した10年物の甕入り紹興酒、川崎町の格之進社長・千葉様と千厩町のロータリークラブ会長・尾形様のご厚意により、 それぞれが御提供して下さった樽酒を会場の皆様に堪能して戴くこととなりました。お料理は、バイキング形式での提供とさせていただきました。
中国人によるピアノ演奏、オペラ歌手の歌、琴演奏、そして中国雑技のパフォーマンスの一種である「変面」ショーで会場内は感動と驚きに包まれました。
その後は、中国、フィリピン、日本の各国から代表がステージに集まり、ピアノ演奏にあわせて各国の歌を皆で合唱して戴きました。 日本チームの歌の後は「北国の春」を中国語で合唱し、盛り上がりました。
後半ステージでのピアノ演奏は、代表が親しくしているミュージックレストランのオーナーである古賀さんが担当してくださったのですが、 様々なリクエストにも柔軟に対応できる熟練の技は感動でした。 最後には代表のリクエストで古賀さんの演奏する軽快なビア樽ポルカの演奏に合わせて皆が一列に繋がり会場内を行進した光景は圧巻であり、 最初は遠慮していた方も、最後には列に加わって、他の皆様と一緒に笑顔で行進を楽しんでいただけたのではないでしょうか。
「この様な楽しい会であればもっと盛大にしてもよいのでは」と、来年に向けて ベリーノホテル会長様とも大いに盛り上がって今年の会は終了となりました。
今回のイベントは参加費無料で開催をさせていただきましたが 「楽しんでいただけたら募金をお願いします」と呼びかけをしたところ、 会場に用意していたチャリティーBOXには約8万円もの皆様の気持ちが集まりました。この場を借りてお礼を申し上げると同時に、 皆様からのお気持ちは弊財団の自立支援活動を通して、東北の皆様に還元させていただきますこと、ここにお伝えします。
今回開催されたイベントの様子は岩手日日新聞にて記事が掲載されておりますので、ご覧ください。
2013/2/11付け岩手日日新聞
カテゴリ:Staffレポート
2013年02月10日 23:03 admin