一般財団法人　連帯　東北・西南　RENTAI　TOHOKU-SEINAN

連帯東北・西南ｓｔａｆｆのタヘルです。

●８月７日　陸前高田・うごく七夕まつりにて

我々はコープあいち様からの要請を受け、陸前高田うごく七夕まつりにて、パキスタカレーを提供させて戴きました。 津波によって壊滅的な状態となってしまった川原町の皆様に、およそ２００食のカレーを提供し、我々も皆様と祭りが開催出来た喜びを分かち合いました。

岩手県気仙地方では、お盆は８月１３日から１６日にお迎えいたしますが、その年初めてお盆を迎える方の新盆は、８月７日としてきたそうです。 そして、その霊の鎮魂の為に「うごく七夕まつり」が発祥し、伝統に沿ってこの日に執行されています。

去年の津波でほとんどの山車が流されて３台しか残らなかったのですが、今年は全国からの支援を受けて９台に増え、午前１０時半に被災した旧市街地に集まりスタートしました。 祭りはとても立派なものとなり、皆様が心から楽しんでおり、我々もお手伝いが出来たこと大変光栄でした。

●８月９日　岩手サファリパークへ

陸前高田の仮設住宅に住んでいる子供たち約２０名を招待し、動物園「岩手サファリパーク」に行ってきました。 このツアーは千厩町の村上様、鈴木様、そしてサファリパークの館長様他の多くの方からの温かいご支援により実現しました。

ここは、広大な草原に約７０種７００頭羽の動物が暮らす公園です。 動物達の生態や行動、群れを車の中から見ながら、次々によってくる動物たちとサファリパークならではの体験ができます。 猛獣たちとの大接近、草食動物セクションでは駆け寄ってくるキリンやラクダ達の鼻息まで聞こえ、動物達を間近に感じられるサファリパークです。

陸前高田の子供達は、海の近くに住んでいるので海には慣れているが、山の中に動物が放し飼いにされているサファリパークは未知の世界です。 陸前高田からサファリパークへ移動するバスの中では、期待と不安が入り混じった興奮で大いに盛り上がっておりました。

我々は遠足に来た学校の先生になった気分でした。 サファリパークでは、館長様のお取り計らいにより、子供達の為に特別なツアープログラムを用意してくれて、楽しい一日でした。 昼食は、運動会と同様に各人が弁当を持って来ることとなったのですが、とてもおいしそうなお弁当を持って来てくれました。 我々スタッフも、子供になった気分で昼食を楽しみました。参加した子供達には、良い夏の想い出となったのではないでしょうか。

朝から大はしゃぎだった子供達も、さすがに帰りのバスでは寝てしまうのかと思っていたのですが、元気だった往路以上にパワー全開でした。 体力自慢のタヘルも少々ばて気味になった一日でしたが、最後まで我々と一緒に子供達の引率をして下さったお母さん達、そしてイベントの実現に向けて協力をして下さった関係各位に感謝です。