連帯東北・西南staffの劉とタヘルです。
岩手県陸前高田市立広田小学校の沼倉先生とのご縁から、5月26日(土)に開催された運動会に出店、
パキスタンカレーを無料提供し、子供たちやその家族の皆さんを励まさせて戴きました。
今回は、広田小学校は校庭に仮設住宅が建てられている為、隣接する広田中学校の校庭での開催です。
この運動会は震災後初の開催で2年ぶりとなりますが、「力の限り あきらめない 輝け 広田っ子」がスローガンでした。
連帯 東北・西南では、パキスタンカレーを沢山用意しました。
名古屋から友人の江場会長率いる7名の応援が駆けつけてくれ、前日の夕方から千厩町南交流センターで仕込みをしました。
約400食分の準備でしたが、応援に来てくれた皆さんの手際が良く、
名古屋から到着すると休憩もなく作業が始まり、包丁さばきもすばらしく、
予想以上に早く作業が完了となりました。
夜は、地元の皆様と交流を深める会を開催し、意見交換会となりました。
当初は地元の皆様も連帯東北・西南の活動についてご存じ無く「何をしているのだろうか?」といったところのようでしたが、
カレーイベントの前夜に遅くまで下準備をしているスタッフの姿を見て、だんだんと打ち解けて理解を深めていって下さいました。
地元のロータリークラブ会長からは、カレーに使う鶏肉30Kgをご提供して戴きました。
午前7時、千厩町の南交流センターで準備した食材と機材を車に積み込み、6台の車で陸前高田に向けて出発となりましたが、
昨日から明け方まで降り続いていた雨もあがり、絶好の運動会日和となりました。
この日を楽しみにしていた子供達が、我々を歓迎して出迎えてくれました。
校長先生と打ち合せ後、テント設営から機材のセッティングまで、全員参加で行いました。
午前9時の開会式と同時に我々のカレー作りも開始しました。天気は快晴でしたが、強風に時々さいなまれる時もあり、
普通のコンロと鍋では炎が消えない様にするのが大変な状況だったのですが、我々が使用している災害用機材は防風対策も完璧で、
まったく問題なく調理が出来ました。
カレー作り以上に大変なのが、同時に提供予定の「ナンブレッド」だったのですが、
昨年夏のNUMA☆FES2011で苦労を経験しているスタッフが、自ら先頭に立って作業を行い、
順調に提供することが出来ました。
11時45分頃から昼食休憩となるのですが、校長先生のお取り計らいにより代表佐多とタヘルが壇上で御挨拶をさせていただき、「フレー!フレー!広田!」とエールを送りました。
カレーは甘口と辛口を用意したのですが、子供達には甘口が人気でした。
勇気のある子は辛口にも挑戦してくれました。
実は、どちらもマイルドに仕上げていて辛口を選んでも食べやすいようにしてあったので、みんな安心して楽しんでくれました。
今回は多めにカレーを準備したので、余ってしまうことを心配していたのですが、食欲旺盛な皆さんのおかげで12時30分前には全てが無くなってしまいました。
被災地支援のチャリティーCD「shinsei」及び「shinsei Ⅱ toward the light」を作成された江場さんご自身から昼休みに紹介していただき、
そのミュージックが校庭に流れ、ひととき皆様に楽しんで戴きました。
今回は、連帯東北・西南と名称変更をしてから最初のイベントとなりましたが、
広田小学校の運動会を盛り上げるのに多少なりともお役に立てたのではと感じています。
代表の佐多が運動会に出ていたある子供さんと親しく話すうちに、彼が暮らす傍の仮設住宅(陸前高田で3番目に大きいとか)にて、
7月7日(土曜日)の七夕の日に再びカレーを提供し昼食会を兼ねたイベントを開催する運びとなりました。
何かと不自由が多い仮設住宅で暮らされる皆さんの息抜きになり、また少しは励ましになればと、今、企画を考えています。