2011.08.30 18:47
「うらと海の子再生プロジェクト」と連帯東北
連帯東北ではこれまでに、「うらと海の子再生プロジェクト」(以下うらとプロジェ)に
関わっておられる漁業関係者の方々へ、様々なアドバイスや人的支援をして
まいりました。その経緯をご紹介します。
一番最初のきっかけは、震災翌月の4月半ば頃、テレビのニュースで
一口オーナー制度の立上げをとつとつと説明される小泉さんの話と、
大変な被災の状況を知り、代表理事の佐多が
小泉さんと接触を計ったことにあります。
そして4月30日、連帯東北では東京にて初めての会合を開き、
被災地の方、有識者の方をはじめ、様々な方が意見交換
する場を設けました。そこに、宮城県 浦戸諸島桂島で
漁業(主として牡蠣と海苔の養殖)を営む小泉さんを
お招きしましたが、うらと海の子実行委員長を勤めて
おられる千葉眞澄さんも、ご一緒に参加くださり、
浦戸諸島が自らの手で操業再開の糸口を掴むため、
支援金募集を目的とした任意団体うらとプロジェを
立ち上げたことをお話いただきました。当初はまず、
数百万円が集まった段階と聞いていましたが、その後、
Webサイトからの呼びかけやメディアに度々紹介された
こともあり、第1次募集締切時点(2011年6月30日)で
1億7500万円もの支援金が寄せられましたことは、
関係者一同、本当に感動しています。
その後、法的・税務的な課題点や事業再生・復興のための
解決策として、専門的な各種支援(含税務、法務、経営上の
コンサルティング支援)を連帯東北が提供し、
うらとプロジェの社団法人化を力強く支援させて戴きました。
社団法人が生まれたことは、自立復興へ向けた、
新しい大きな一歩と考えています。
また、小泉さんや千葉さんはじめ桂島とのご縁をきっかけにし、
5月中旬~7月末の毎週末、ボランティアを4名づつ、
延べ50名を派遣し、島内清掃や漁業再開のお手伝い
(海苔養殖用の仕掛け作り等)、うらとプロジェの
事務処理作業など、数多くの人的支援もしてまいりました。
今後も連帯東北では、現地の皆様と連帯し、
座談会や東北各地でのご縁のもと、
協力・協調の精神で、復興支援を続けてまいります。
カテゴリ:Staffレポート
2011年08月30日 18:47 admin