一般財団法人 連帯 東北・西南 RENTAI TOHOKU-SEINAN

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2011.12.13 18:30

パキスタンカレーパーティーの開催(12/11 宮城県気仙沼テニスコート仮設住宅)

 連帯東北のStaffの劉とタヘルです。

 12月11日(日)宮城県気仙沼テニスコート仮設住宅にて、パキスタンカレーパーティーを開催しました。

背景

 気仙沼テニスコート仮設住宅は、岩手県と宮城県の県境にあり、非常に不便なところです。寒さも本格化し、外に出るのが億劫になってしまうこの時期こそ、コミュニケーションの活性化が必要となります。

 自治会会長の要請を受けて、カレーイベントの開催となりました。
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● 準備
 今回のイベントは、ロータリークラブからの支援を受けて、全ての機材と食材を調達となり、前日から千厩町の南小梨交流センターで食材をある程度を仕込み、気仙沼へ向けて出発となりました。千厩町を出発した時は雪でしたが、気仙沼では好天に恵まれ絶好のイベント日和となりました。
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女性の皆様は集会場に集まり、野菜の仕込みに協力をしていただきました。皆さん手際が良く、タヘルの説明も不要と思えるほどでした。
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男性の皆様には、外で寒さと闘いながら、肉の下準備を協力していただきました。
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食材の仕込みが終わると、男性の皆さんはタヘルを囲んで、カレーを作りの開始です。
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仕込み作業を終えた女性チームは、タヘルからの説明を受け、窓からカレー作りを眺めていました。
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●カレー出来上がり

熱々のカレーが出来上がり、窓から手渡しが始まりました。

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● 食事開始
入居者の方々、ボランティアの方々、そして連帯東北のスタッフが、まるで家族のように話し合いながら、愉快な時間を過ごしました。皆で作ったカレーを食べながら、身体だけでなく、心も温めていただきました。

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● 食後の団欒
 食後には、パキスタン茶(チャエ)で団欒です。皆様と自分の国の文化や生活習慣、更に復興についてなど楽しく話しました。

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会の終わりには、入居者の皆さんから感謝の言葉を頂戴し、お互いに手を繋いで、また来ることを約束しました。

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連帯東北は被災者の皆様と一緒に、皆様の復興熱意を感じながら、少しずつですが絆を深めるお手伝いをしてゆきます。

カテゴリ:Staffレポート

2011年12月13日 18:30 admin

2011.11.07 17:53

自立復興セミナー「光に向かって」の開催(10/29 一関市立川崎公民館)

10/29に開催しました自立復興セミナー「光に向かって」は、
陸前高田、大船渡、気仙沼、石巻における被災者の方々を含め、
宮城・岩手県内より約90名の方にご参加いただき、
会場全体が一体となる意見交換が行われました。


 

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パネルディスカッションでのご意見を、一部ご紹介します。
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震災から7ヶ月を超えて

 

1029_1.jpg・郷愁は持ち続けなければならないが、未練は断ち切らねばと
 気を振り絞っている。
・家族を失ったことは、本当に辛く、まだ受け止めきれていない。
 しかし、その家族を奪ったのは自然です。人は人を大いに助け、
 自分も救っていただいたことに感謝しています。悲しみに対する
 気持ちの整理はついていませんが、今生きている人たちのため

 に、何ができるのかを、ひたむきに考えています。

 

本格的な冬期を前に"決まっていない"現実


1029_2.jpg・気仙沼市内だけでも、まだ7000人の仕事が必要です。
 仕事なくして地域の復興はあり得ないし、企業が立ち上がれ

 ないと雇用は生まれない。雇用を創出する産業・企業に

 対する支援を願って止まない。
・法的な問題(建築基準法の遵守)や瓦礫撤去に伴う省庁間の
 役割分担が足枷になり、復興が進まないのがもどかしい。自助
 努力ではどうにもならないことがネックになっている。
・仕事は、何とか働くためには職種転換も必要になることを

 視野に入れている。この求職活動に対する、国や行政の

 サポートがほしい。

 

地域の復興がめざすもの

 

1029_3.jpg・地域のライフラインも支える地場企業は、絶対に地域に
根ざして生きてゆかねばならないからこそ、地域と運命共同体
として生きています。我々地場企業がたたかっている相手は、
年商5兆円を超える大手同業他社ではなく、震災であることを
理解していただきたい。
・地域における役割を見出し、担おうとしている。自分では、自立
するうえで必要な考え方だと思っている。

ゼロから考える町づくり


1029_4.jpg・仮設住宅入居者の方々とのお茶っこクラブ(茶話会)を開いて
 います。夕方クラブが終わると、皆で片付け、外を見れば
 子どもたちが夕日を背に一斉に帰ってきて、お嫁さんらしき
 人たちが買い物袋を下げ、「おかえり」「ただいま」と
 声を掛け合う姿があります。
 これは、私の住む藤沢町(岩手県)にはない姿。
 藤沢町は、大きな家が点々とあり、皆独居で暮らしているから

 です。震災前と変わらぬ藤沢町の過疎の暮らしに、今では

 危機感を感じ、新しい町、新しい暮らしを作らなくてはならない

 なら、今は本当に住みたい町や暮らしをつくれる
 スタートラインにいると感じます。
 また、お茶っこクラブには、復興についていけない方が
 大勢いらっしゃいます。涙を流しながら歩く人がいても、
 よいのではないでしょうか。そういった方にどう声をかけたらよいか、
 復興から取り残さないためのチームづくりの必要性も感じています。

 

こどもの未来


1029_5.jpg・大人たちが四六時中、復興に夢中になっている姿を

 こどもたちは見ています。最近の被災地の子らの

 将来の夢は、警察官、自衛官、医師、看護師が

 占めているといいます。この結果は、
 将来を担う子どもの夢として健全で、ふさわしいものでしょうか。
 私は、震災復興にも、過疎にも関係なく、せっかく世界の眼

・日本中の眼が東北に集まっているからこそ、こどもたちには
 もっと世界を知る機会を与えてあげて、こどもたちの可能性を
 考えるべきではないかと思います。

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他にも、ありのままの様々なご意見が交されましたが、
ディスカッションに一貫していたのは、
「どうしたら政府に働きかけ、復興できるのか」という論点です。


1029_6.jpgこれに関し、コーディネーターの吉水氏は、
「ボランティアのもつ無償的・公益的・自発的な性質が
一番のエネルギーになるのではないか」と投げかけ、
ボランティアが自発的であるがゆえ、人と人とが草の根運動的な
拡がりをもてば、そのボランティアを統括するような組織となり、
従来の制度とは別の、理念をもった新しい民主運動
となり得るのでは、との言葉で、会は締め括られました。

 

連帯東北は今後も、被災地の自立支援と復興に向け
協調・協力をしてまいります。

 

 

カテゴリ:Staffレポート

2011年11月07日 17:53 admin

2011.11.02 21:32

自立復興セミナー「光に向かって」が岩手日日新聞に紹介されました

10/29(土)、一関市立川崎公民館にて開催しました
自立復興セミナー「光に向かって」の模様が、
岩手日日新聞(10/30発行の朝刊)に紹介されました。
(本記事は岩手日日新聞社の許可を得て掲載しています)

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セミナーの様子は後日お知らせいたします。 

 

 

カテゴリ:Staffレポート

2011年11月02日 21:32 admin

2011.10.24 20:48

パキスタンカレーパーティーの開催(10/22 岩手県大槌町仮設住宅サポートセンター 和野っこハウス)

連帯東北Staffの劉とタヘルです。

10月22日(土)岩手県大槌町仮設住宅サポートセンター 和野っこハウスにて、

パキスタンカレーパーティーを開催しました。
センターの周辺には仮設住宅が幾棟もあり、大槌町社会福祉協議会の方より、

冬に入る前に、入居者間のコミュニケーションを育みたいとのご要望を聞き、会の実施に至りました。

今回は、千厩町の農家である白石様より、新鮮な野菜を食材にいただき、
当日の下ごしらえには、入居者の方々と連帯東北スタッフに加え、
日本国際民間協力会および大槌町社会福祉協議会のボランティアの方々にもお手伝いいただきました。

 

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私たちボランティア同士も励まし合いながら、協調・協力してまいりたいと思います。

 

カテゴリ:Staffレポート

2011年10月24日 20:48 admin

2011.10.17 18:59

パキスタンカレーパーティーの開催(10/15 陸前高田市小友町財当地区仮設住宅)

連帯東北Staffの劉とタヘルです。

10月15日(土)岩手県陸前高田市小友町財当地区仮設住宅にて、

パキスタンカレーパーティーを開催しました。

 

○岩手県陸前高田市小友町財当地区仮設住宅
陸前高田の街が全面的に津波に流されてしまったため、多くの仮設住宅は高台にあり、

入居者の外出は不便を極めていますが、日頃のコミュニケーション不足解消の一助となるよう、

陸前高田社会福祉協議会の要請を受けて、カレーパーティーの開催に至りました。
こちらには、42世帯(140人)の方々が暮らし、多くは農業及び漁業関係者の方です。

 

○カレー作り
今回は仮設住宅の金沢自治会会長のご要望により、

肉以外の材料用意はすべて入居者の方々にお任せしました。

各種の野菜の仕込み準備から始めます。玉ねぎの数は100個以上に上り、
皆さんで涙まじりの楽しい下ごしらえです。

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パキスタンカレーはどのようなカレーなのか、皆さんの期待と不安は募ります。
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大量の野菜切りを終えた女性チームは、窓から鍋を見ながら小休止。

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カレーにスパイスが入る頃には、辺りに良い香りが漂い、様子が気になった人気者も登場です。

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後片付けにて、連帯東北のスタッフを気遣ってくださる入居者の方が、鍋の洗浄など手伝って下さいました。

 

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○団欒の時間
食事後、後片付けを手伝って下さった方々へ、タヘルからパキスタン茶(チャイ)を振る舞いました。
みなさんと集会場のテーブルを囲み、生活現状や将来のプランなどを話しました。

 

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茶会もたけなわになると、カレーパーティーとチャイへのお礼にと、歌と踊りを披露していただきました。

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会の終わりには、入居者の皆さんから感謝の言葉を頂戴し、
お互いに手を繋いで、また来ることを約束しました。
連帯東北は被災者の皆様と一緒に、皆様の復興熱意を感じながら、少しずつですが
みなさんの心を繋ぐお手伝いをして参ります。

カテゴリ:Staffレポート

2011年10月17日 18:59 admin

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