2013.01.15 10:41
イベントの開催(12/24 岩手県一関市藤沢町大籠キリスト教会)
連帯東北・西南staffのタヘルです。
岩手県一関市藤沢町大籠キリスト教会にて、12月24日(月)にクリスマスイベント 開催のお手伝いをさせて戴きました。
大籠は江戸時代のはじめ、300人を超すキリシタンが殉教した地域です。 なんとかしてこの地域の活性化のお手伝いができないものかと代表の想いがあったのですが、 いつもお世話になっている藤沢町のご住職からの紹介で、大籠キリシタン資料館の館長をしている畠山さんと知り合いになることが出来ました。
畠山さんは11月30日(金)大籠にて開催された夕食会と、12月1日(土)千厩町での夕食会に参加して下さり、 お互いに様々な意見交換ができ、代表とも意気投合し、今回のイベント開催に至りました。
● イルミネーション点灯式
12月23日17時30分より大籠教会でイルミネーション点灯式が行われましたが、小雪が舞う中、集まってくださった皆様と一緒にカウントダウン、 そして点灯。数万個のLEDランプが一斉に灯され、漆黒の夜の中、色鮮やかなイルミネーションが輝いて、教会が幻想的な雰囲気に包まれました。
イルミネーションの点灯は、大籠キリシタン資料館の畠山館長が長年思い描いてきたことで、 過去にこの地で殉教した多くのキリシタンへの思いと被災によって非業の最期を遂げた方々への思いを重ね合わせたものでした。 畠山さんは、自らが屋根の上に登って作業をするなど、準備が終わるまでに様々な苦労をなさいましたが、 畠山さんの友人でイルミネーションに詳しい三浦様ご夫妻の協力も得て、点灯式は、大成功を収めました。
● 観樂樓でのお食事会
イルミネーション点灯式の後は、藤沢町にある築130年位の古民家を使用した農家民宿の「観樂樓」にて、 地元で採れた野菜をふんだんに使ったお食事と、どぶろく工房観樂樓にて製造された特製のどぶろくに舌鼓を打ち、 地元の方々や被災した方々との交流を深めました。 被災してご家族を亡くされた方々の心中は察するに余りあるところがありますが、 皆さんがそれぞれ将来に向かって一歩ずつ歩みを進めているというお話を伺い、辛い逆境を乗り越えようとする、人の心の強さに感銘を受けました。
● クリスマスミサ
12月24日(月)は、水沢教会から高橋神父にお越しいただき、厳かな雰囲気の中、大籠教会でクリスマスのミサが行われました。 聖書の一説の朗読、讃美歌の合唱とともに、犠牲者への鎮魂と震災からの復興を祈るミサが執り行われました。
本格的なミサへの参加は初めてという人もいましたが、教会に集まった皆様が心を一つにして祈りを捧げました。
● ケーキパーティ
ミサの後は、千厩町の酪農農家で頂いた、新鮮な牛乳で淹れたチャイと川崎町の焼肉レストラン(格之進)を営んでいる千葉さんの用意して下さった自家製ケーキを食べながら、 皆で歓談。ケーキには『Merry Christmas! 雨ニモマケズ・風ニモマケズ』とあり、会場に集まった30名前後の皆様が、楽しいひとときを過ごすことができました。
今後もこの地域での活度を続けて行く予定です。
イルミネーションの点灯式は岩手日日新聞、クリスマスミサの様子は岩手日報にて記事が掲載されておりますので、ご覧ください。
2012/12/25付け岩手日日新聞
2012/12/25付け岩手日報
カテゴリ:Staffレポート
2013年01月15日 10:41 admin