2013.10.11 15:24
宮城県岩沼市仮設団地イベント (10/05 2013 宮城県岩沼市里の杜東住宅)
10月5日(土)宮城県岩沼市、里の杜東住宅にて「ともだちカレー®」を無償提供し、皆様を励まさせていただきました。
仙台市の南に位置する岩沼市にある真言宗竹駒寺は1000年以上の歴史があるお寺ですが、その65代目ご住職の松木運弘和尚様との御縁で今回のイベントが実現しました。
岩沼市は仙台空港から5Km程のところにありますが、震災当日は津波で仙台空港が全滅となり、 津波が市の中心部まで押し寄せる勢いで、竹駒寺の500メートル先まで津波が来たそうです。 震災後は市からの依頼でお寺の駐車場に仮設のテントを設置し、津波被災者の一時避難場所となりました。
沿岸地区の津波で家を無くされた1000名近い方々が、今現在も岩沼市内の仮設住宅では生活しておられます。 最近は仮設入居者へのサポートも稀薄になってきているとのこと、我々のボランティア活動のことを知った松木運弘和尚様のご提案で、 こちらの仮設にて「ともだちカレー®」を無償提供させて戴くこととなりました。
里の杜東住宅は、我々の活動拠点である千厩町からは車で2時間30分程の距離にあります。 仕込みは当方のタヘルに松木和尚様ご夫婦の協力をあおぎ、前夜のうちに作業を済ませました。 また、作業場所のテントも松木和尚様ご自身の判断で事前に設営して下さっていた為、我々は現地へ到着次第火入れ作業をすることができ、大変順調なすべりだしとなりました。
有限会社青木商事社長の青木様、そしてそのご友人で株式会社森燃社長の三浦様が今回もボランティアで参加して下さり、それぞれ一つの鍋を担当して下さいました。 青木様は作業のコツを熟知しておられるのは当然ですが、イベント参加2回目の三浦様もすっかり慣れた御様子で、対応して下さり感謝です。
正午12時より「ともだちカレー®」の配布となりました。
我々がカレーイベントを開催する趣旨は、狭い仮設のお部屋から出てきていただき、広い場所で皆さまと話をしながらワイワイと食事を楽しんで、 コミュニケーションの活性化をしていただくことなのですが、集会室では代表が親しくしているミュージックレストランのオーナーである古賀さんと歌手の福さんがピアノ演奏とともに歌を披露しました。
ピアノは子供たちに大人気で、古賀さんも子供たちに囲まれて、アニメソングの演奏をねだられたり、東北復興の歌「花は咲く」を何度も一緒に歌ったり、楽しいひと時でした。
これまで我々がカレーイベントを開催してきた仮設住宅は、どちらかというと山間部や不便な場所が多く、 居住者の年齢層も高い方が多かったのですが、里の杜東住宅は元気な子供達が多く、私達が励まされた思いです。 ただ今回の反省は、仮設住宅の皆様にこういう音楽のイベントもあること、また、出来るだけ集会室に集まって戴き、 多くの皆様と共に食事を通して私共ボランティアスタッフとの交流を楽しんで戴くことが上手くできなかった事です。 この点は私達の準備段階での連絡不足を反省しております。 「ともだちカレー®」は皆様のコミュニケーションのきっかけとなるツールなのですが、 それを自室に持ち帰って食べて戴くのでは意味がありませんので、今回の反省点を、これからの活動に生して行きたいと存じます。
今回は、松木和尚様ご夫妻の多大なるご協力によりイベント開催となりました。大変ありがとうございました。
カテゴリ:Staffレポート
2013年10月11日 15:24 admin