2016.07.27 10:30
子供たちとのふれあいイベント(07/09 2016 岩手県陸前高田市)
2016年7月9日(土)、岩手県陸前高田市小友町(おともちょう)にて子供たちとのふれあいイベントを開催しました。 当財団の設立直後からご縁の出来た村上優一さん(小友町在住)に、事前の準備に始まり、当日の会場設営、船の手配、食事その他、様々なお世話を戴きました。
当初は港でバーベキューをする予定だったのですが、明け方から降り出した雨が止まなかった為、 会場を変更すると同時に軒下にブール―シートで仮設の雨除けを準備する作業からのスタートとなりました。 ハプニングは続くもので、バーベキュー用の機材も一部に積み残しがあり、炭を置くべき受け皿部分が無いことに気付き、 代用品となるトタン板を見つけて対応となりました。
室内では食材の仕込みが女性中心に進められ、外ではアウトドア活動に精通したスタッフが中心となり火の準備が行われました。 内外とも手際よく作業が進み、後は子供たちの到着を待つだけとなりました。
今回のイベントは、ある施設の子供達に漁業体験をしてもらおうとの想いから、実現に至りました。 いくつかのハードルを乗り越えて開催となりましたが、施設側の交渉窓口となってくださった金野様が、 我々の趣旨に賛同し施設の責任者に想いを伝え、説得してくださった結果です。 児童19名と職員6名の合計25名が午前10時に小友町の港に到着となりスタートとなりました。
村上さんの天洋丸から水揚げされたホタテ貝に、子供達も大喜びです。そばで見ていたスタッフも、 「これがバーベキューで食べられるかも?」との期待で胸がいっぱいだったようです。
食べることばかり考えていたスタッフとは違い、子供たちは魚釣りをしたいグループと船に乗りたいグループにわかれ、早速に行動開始となりました。 子供たちの釣竿に餌を付けているのは、釣り好きのスタッフですが、子供達よりも喜んでいたかもしれません。
乗船できたのは、定員オーバーにならないよう10数名に限定でしたが、港を出て40分程度の楽しい時間でした。 途中で村上船長は、ホヤを豪快に解体し、海水でさっと洗い皆に食べさせてくださいました。 陸の上の村上さんは笑顔が絶えない優しいおじさんなのですが、船の上では表情も引き締まり、かっこよかったです。 参加した子供たちは大満足だったようで、下船と同時に代表とハイタッチをして盛り上がりました。
港からバーベキューの会場まで数分の距離ですが、疲れてバテバテのタヘルを子供達が引いています。 会場にはホタテ、カキそして肉などが届いておりました。(なんと、港で見た大量のホタテがそのまま届いていたのです)
焼きソバを担当したのはアウトドア好きのスタッフでしたが、ビジネススーツで仕事をしている時よりも、イキイキと輝いていました。 ホタテとカキを幸せそうに焼いてくださったのは前平泉町長の菅原さんで、当財団の活動には必ず奥様同伴で参加してくださり、気が付けば、そばにいるのが当たり前の存在になっておりました。
肉を担当してくださったのは、花泉中学校でタヘルが講演をした際にお近づきになり、 何度か「ともだちカレー」イベントにも参加してくださっている先生お二人で、こちらのお二人もレギュラーメンバーになりそうな存在で、 今回のイベント会場への往復もタヘルと一緒の車で移動をして一体感は完璧でした。
会場には香ばしいにおいが立ち込めて、子供達も我慢の限界です。運ばれてきた毛ガニにもびっくりです。
肉と魚貝は子供たちに大好評でしたが、今回はカレーが無いのでタヘルの存在がうすかったのです。 しかし、タヘルの存在をアピールするかのように、自慢のスパイシーチキンを追加で焼きはじたのです。 このスパイシーチキンは、タヘルの奥様が前夜から仕込みをした本格的なものでした。 最初はマイルドな味付けをして子供たちに楽しんでもらい、残りは大人向けの味付けに変更して、いつものカレーで鍛えられているスタッフも大満足でした。
食事がひと段落すると、会場を見守っていた村上さんも安心した様子です。仲良し夫婦の菅原さんご夫妻は、最後までカキを焼いてくださいました。
夏のバーベキューでの定番行事は、やはりスイカ割りです。小さな子供から順番に全員が挑戦したのですが、 予想以上に難しかったようで、最後に挑戦した高校生の男の子が、何とかスイカを割ってくれました。 久しぶりのスイカ割りでしたが、いくつになっても楽しいですね!
スイカ割りのあと、午前中は釣りに夢中になり、船に乗れなかった子供達より船を出してほしいとのリクエストがあり、2回目の出航となりました。 雨も止み、曇り空となりましたので、快適なクルーズとなりました。2回の乗船体験ができた子もおりましたが、2回目も大興奮でした。最後にみんなで決めたガッツポーズ、素晴らしい笑顔でした
我々のできる活動は限られておりますが、徐々に広がってきている協力者の支援に助けられながら、様々な形で自立支援活動を続けてゆく所存です。
カテゴリ:Staffレポート
2016年07月27日 10:30 admin