2017.03.21 18:58
自立支援シンポジウム:光に向かって(3/11 2017 岩手県一関市)
3月11日(土)午後5時より、私達の活動拠点である千厩国際倶楽部にて50名近くの方々にご出席いただき、シンポジウムが開催されました。
会の中では、ご遺族を代表して、米沢商会代表の米沢祐一様、オランダ式水耕栽培施設を共同運営されている武山郁夫様、 震災後は仮設住宅でお母様と二人で暮らしていたのですが、2016年にお母様を亡くされ天涯孤独の身になった菅野朔太郎君に、 震災後6年を経た現在の心境を語っていただきました。
それぞれが震災によって受けた心の傷とどのようにして向き合ってきたのか、また、その中でどう未来に向けた希望を見出したのかを率直に語っていただきました。
会の終わりでは、弊財団に震災直後より活動拠点を貸して下さった三浦先生や東北地方の子ども達への虐待の問題に力を入れて活動されている 児童養護施設の代表である菅原様など様々な方達からスピーチをいただき、今後、どのように震災支援と向き合っていくべきかを話し合う貴重な機会となりました。 代表理事の佐多は、今までの弊財団での自立支援活動の経緯やそこに込めた思いを振り返ると共に、大変な苦難を乗り越えられた米沢様、武山様、朔太郎君に敬意を表して、 表彰状や記念品の授与を致しました。大勢の大人を前に、堂々と話をしてくれた朔太郎君(高校2年生)の姿に、東北の底力を感じました。 朔太郎君には、さらに逞しく人生を歩んで欲しいとの願いを込めて、代表理事が若いころに着用していた米国海軍のジャンパー(ポパイの刺繍入り)が贈呈されました。
シンポジウムの前半では、午前中に大川小学校跡地にて演奏を披露した2人の演奏家(チェリスト:セルゲイ・スロバチェフスキさん、ピアニスト:タチアナ・コレソバさん)から、 皆様に向けて美しい演奏が披露されました。
回開催されたイベントの様子が、新聞記事として掲載されておりますので、ご覧下さい。
2017/3/12付け岩手日報
2017/3/12付け岩手日日
カテゴリ:Staffレポート
2017年03月21日 18:58 admin