2011.04.11 13:24
ボランティアレポート:2011年4月11日
被災地でのボランティア活動 第1週目は、現地の方に本当に必要な
支援の形を探ることから始めました。
(行動ルート:宮城県宮城郡松島町→宮城県本吉郡南三陸町→宮城県気仙沼市
→岩手県釜石市→岩手県上閉伊郡大槌町へ)
(Kさん・40代・男性 東京都在住の方より)----------------------------------------------------
一線の違い
テレビ等の報道や知人からの写真で被災地の状況は見ていましたが、実際に目の当たりに
すると、その惨劇のすごさは想像を遥かに超えるものでした。中でもほんのわずかな高さ、
位置の違いにより、全くの別世界になっている光景は、なんとも理解し難いものでした。
「運命」の一言で表現してしまってよいものなのかも判断できません。
特に印象に残ったのは、釜石市街地の光景でした。ここは他の漁村や海岸周辺の集落とは
異なり、街全体の原型はかろうじて留めているものの、まるで空爆による爆風で
あらゆる物が吹き飛ばされているようになっていたからです。
今後の復興
地域ごとの状況に合わせ、日々インフラの復旧が進み、そこから復興が始まることに
なるとすれば、素人ながら復興には最低でも5年、10年かかることと思います。
先日、あるNHKテレビ番組では、藻谷浩介氏(日本政策投資銀行 参事)が出演し、
「海資源が全くダメージを受けていない三陸は絶対に再生します」と力強く断言
されていたのが、非常に印象的でした。政治家の利権獲得とならない、国民本位の
グランドデザインを誰が書くかが、キーとなるのではないでしょうか。
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カテゴリ:三陸|連帯東北アクティビティ
2011年04月11日 13:24 admin